GITA-JAPAN

イベント情報セミナー報告

2017年
g-Net/g-SDMセミナー

g-SDMセミナー、g-Netセミナー(共に全4回)が12月5日に最終回を迎え、無事終了いたしました。

[ 2017年度開催期間 ]
g-Netセミナー 2017年9月6日~2017年12月5日
g-SDMセミナー 2017年10月3日~2017年11月9日

今年度は両セミナーとも新たな試みを加えており、昨年まで開催していたg-Woman、g-Freshセミナーそれぞれの目的をより強化した内容で実施いたしました。
g-SDMセミナーでは受講生によるグループワークを中心とし、地理空間情報を活用したソリューションを導き出すための手法を実践的に学べる構成で、最終回ではGITA-JAPANコンファレンスにて各グループの成果発表を行いました。
g-Netセミナーでは座学中心になりがちな一般的なセミナーには無い現場見学を取り入れました。

本レポートでは各セミナーの概要をご紹介いたします。

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g-SDMセミナー

「G空間情報を対象としたシステムデザインセミナー」とは

本セミナーは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科で教育・研究を行っている「システム思考」と「デザイン思考」のエッセンスを地理空間情報に適用したサービス創出を目的としたスキルアップセミナーです。企業や地域の課題解決や魅力向上のためのアイデアを参加者によるグループワークによって創出し、地理空間情報を活用したソリューションを導きだしていきます。様々な課題に創造的に対応できる人材の育成と人的ネットワークの構築が期待できます。

ここではg-SDMセミナーとは何か?どのような事を学ぶ事が出来たのかを簡単にお伝えいたします。
まずはセミナーの名称となっている「g-SDM」についてご説明します。
g-SDMとは本セミナーで学び、体験できる内容の頭文字になります。

  • g
    地理空間情報、G空間情報
  • -
  • S
    システム思考
  • D
    デザイン思考
  • M
    マネジメント

システム思考(論理的、数学的、意識的、理性)やデザイン思考(創造性、イメージ、直観的、感性)については書籍やセミナー等も各所で見かけますが、これらの手法にさらに地理空間情報(g空間情報)という業界ならではの要素を加えて差別化を図りました。

まずはセミナーのスケジュールをご紹介します。
セミナーは下記の全4回で行われました。

  1. 第一日目:10月3日
    • 全体概要の理解チーミング
    • アイデアの創出とフィールドワーク計画立案
  2. 第二日目:10月17日
    • フィールドワーク結果の共有
    • ソリューション創出とフィールドワーク計画立案
  3. 第三日目:10月24日
    • フィールドワーク結果の共有
    • ビジネスモデル創出と成果発表に向けた準備
  4. 第四日目:11月9日
    • グループ毎に成果発表
    • (GITA-JAPANコンファレンス会場にて)

次にセミナーの概要をご紹介します。

テーマの共有

まずは受講生へ共通のテーマが与えられました。
各グループともこのテーマに基づいてディスカッションやフィールドワークを行っていきます。

共通テーマ:
「スポーツで街を元気にするサービスを創出する」

  • 提案を聞く人が納得し、ワクワク出来るか?
  • サービスの検証を何かしらの方法で行う
  • 空間情報を活用することを念頭に考える
アイデアの創出を助けイノベーションを生み出す様々な手法

セミナーではアイデアを創出しイノベーションを実現する手助けとして様々な手法が用いられました。これらの手法はセミナー内だけではなく実際の企業内で新たなビジネスやソリューションを生み出す際にも非常に役立つ内容です。

ここではセミナー内で使われた手法の一部をご紹介いたします。

  1. 1
    興味が近い人でチームを作る
    マグネットテーブル

    各自が実現してみたい内容や自身の情報を記載した紙を持って、同じ思い持った同士を探します。
    ここでは3つのチームが出来ました。

  2. 2
    現状の共有と分析
    ブレーンストーミング

    チームで取り組む問いについて現状および課題について思い付くものを共有します。

  3. 3
    対話を深めて理解を促進する
    フィッシュボール

    チーム内のディスカッションだけではなく、参加者全員がテーマについて対話する場も設けられました。ここでは神武先生がファシリテーターとなり内側の円でテーマについて対話しています。内側の円には常に空き席が用意してあり外側の円から誰もが自由に参加して対話できるという仕組みになっています。

  4. 4
    顧客体験を可視化する
    カスタマージャーニーマップ

    チーム内で出たアイデアを使ってソリューションを組み立てていく手順の一つとして、利用者視点でのソリューションシナリオを考えます。この際に「体験スケッチボード」という仕組みを使い、時間軸に沿ってそのソリューションを利用したユーザの思考や行動、感情を想定して記入していきます。そして各チームで作成した「体験スケッチボード」を他のチームにも共有していきます。チーム内でのディスカッションだけではなく、チーム外へもその内容を発表する事で、様々な視点から意見やアイデアを得られます。

この他にも様々な手法が用いられており、回数を重ねる毎に受講生間のディスカッションも活発になり、会場が賑やかになっていきました。
どの手法も一般的なビジネスの現場でも役立つ内容ですので業界内外問わず、ぜひ一度は体験していただきたいものばかりです。

フィールドワークと成果発表

セミナーではグループ内のディスカッションから様々なアイデアが生み出されて行きますが、そのアイデアの実現性や現場が抱える課題等を知るためにもフィールドワークは欠かせません。

GITA-JAPANコンファレンスでの成果発表

フィールドワークを含む約1か月のグループワークの成果発表はGITA-JAPANコンファレンス会場で行われました。GITA-JAPANコンファレンスにはG空間業界関連企業はもとより、官公庁やユーザ企業等、幅広い分野から多くの参加者がありました。セミナー内でのグループ発表だけではなく、このような場での発表は受講生の皆様にとっても良い刺激となった事でしょう。

最後に受講生の皆様からの声をお届けいたします。
  • g-SDMセミナー全体の感想を教えてください

    g-SDMセミナー全体の感想を教えてください
  • g-SDMセミナーを受講して新たに学ぶものがありましたか?

    g-SDMセミナーを受講して新たに学ぶものがありましたか?
受講生からの感想の一部
  • デザイン思考、システム思考のエッセンスを実践しながら、1か月の間で、はじめと最後で自分自身のアイディア・ソリューションが大きく変わってきたことを実感しました。発表も含め、これからの実践にも活かしていけそうな内容でした。
  • 構想から企画立案まで体系的な学びの場であり、他社の方と接する場でもあり有意義な時間であったと思います。
  • 通常、接しない会社・方々と同じベクトルで検討・協議ができたことは非常に有意義に感じました。発表内容について、よりGIS要素を強くしても良い気がしました。
  • ワーク形式での学習機会は気づきが多くよかったです。

g-SDMセミナーレポート、いかがだったでしょうか。GITA-JAPANでは今後も業界の活性化、人的ネットワークの強化も含めた人材育成セミナーを計画してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。

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