災害対応DXによる市町村の災害対応業務の標準化に向けて

Effective Standardized Disaster Response through Advanced ICT

林 春男

ハヤシ ハルオ

国立研究開発法人
防災科学技術研究所 理事長

National Research Institute for Earth Science and Disaster Resilience

President

国立研究開発法人防災科学技術研究所理事長。1951年東京都生まれ。1983年カリフォルニア大学ロスアンジェルス校Ph.D.。

専門は社会心理学、危機管理。京都大学防災研究所教授を経て、2015年10月1日より現職。2013年9月防災功労者内閣総理大臣表彰受賞。

文部科学省科学技術・学術審議会 専門委員、日本学術会議連携会員、内閣府・防災教育チャレンジプラン実行委員長、宇宙政策委員会・基本政策部会委員、外務省・科学技術外交推進会議委員等。「いのちを守る地震防災学」「しなやかな社会の挑戦」など著書多数。

アブストラクト

21世紀前半に発生が確実視される南海トラフ地震やそれと時間的に近接して発生が危惧される首都直下地震による被害合計は300兆円を超えると推定されている。

東日本大震災の被害額17兆円と比較して、まさに国難級の超巨大災害となる。わが国はこれを乗り越えられるだけのレジリンスをどう確保するか問われている。

どのような規模の災害であっても基礎自治体である市町村が被災者とのインターフェースとなることは変わらない。しかし1700余りある市町村の災害対応能力のばらつきは非常に大きく、広域的な応援受援体制の確立の障害となっている。

この課題を解決するには、市町村が中心となって活躍する災害対応業務を標準化が不可欠である。それを実現するために、仮想世界に標準的な災害対応の仕組みを構築し、そこへ各市町村への参加を求めることで連携した災害対応を可能にする災害対応DXの構築を目指す研究構想を紹介する。

講演動画

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