特別講演 林 春男 氏

大規模災害に立ち向かう人口減少時代の防災のあり方

DX in Disaster Risk Reduction for Japan in the First Half of 21st Century
林春男 プロフィール画像

林 春男

ハヤシ ハルオ

京都大学名誉教授・レジリエンス協会会長

Professor Emeritus, Kyoto University
President, Resilience Research Council of Japan

1951年東京都生まれ。1983年カリフォルニア大学ロスアンジェルス校Ph.D.。専門は社会心理学、危機管理。
京都大学防災研究所教授を経て、2015年10月1日より2023年3月まで国立研究開発法人防災科学技術研究所理事長。
2013年9月防災功労者内閣総理大臣表彰受賞。日本学術会議連携会員等。
「いのちを守る地震防災学」「しなやかな社会の実現」「コミュニティーがつなぐ安全・安心」など著書多数。

アブストラクト

令和6年能登半島地震と9月の大雨災害は、人口減少局面に入ったわが国の将来を暗示する災害です。
大規模災害の発生が予測される日本社会のレジリエンスを高めていくには、従来の防災のあり方を転換し、新しい防災の形を生み出す必要があります。予算と人手をかけたハード中心の予防力向上に加えて、災害から立ち直る回復力も高め、全体として脆弱性を小さくする総合的な対策が必要です。
そのためには、ICTを活用した災害対応業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した防災のあり方の変革が不可欠です。
そこで重要なことは、システム開発ではなく、全国の1700余の自治体が共通の基盤の上で取り組むということを可能にする災害対応の業務プロセスの標準化なのです。

講演動画

準備中(2024年12月4日(水)公開予定)

講演の録画を後日公開いたします

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