特別講演 堀 宗朗 氏特別講演2023、第34回コンファレンス 三次元空間情報と都市のデジタルツイン 堀 宗朗 ホリ ムネオ 国立研究開発法人 海洋研究開発機構 理事補佐付加価値情報創生部門 部門長東京大学 工学部 i-Constructionシステム学 寄付講座 特任教授 Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology 昭和59年3月 東京大学工学部土木工学科卒業昭和62年8月 カリフォルニア大学サンディエゴ校応用力学基礎工学科卒業平成13年11月 東京大学地震研究所 教授平成31年4月 海洋研究開発機構 理事補佐,付加価値情報創生部門 部門長令和4年10月 防災功労者内閣総理大臣表彰 アブストラクト 国交省が進めるi-Constructionではインフラデータの高度利用が課題の一つとなっている。防災や維持管理のための都市のデジタルツインが具体的な高度利用の例である。このデジタルツインは、都市の解析モデルを使って防災・維持管理のシミュレーションを実行し、被害や劣化の将来予測を行う。シミュレーションのプログラムは開発されているため,対象とする都市に対し、三次元空間情報の他、様々なインフラデータを利用して、できるだけ高詳細で現実的な解析モデルを自動的に構築する技術が必要とされる。本講演では、都市のデジタルツインを自動構築する技術の現状を紹介する。自動構築の基盤は、Data Processing Platformであり、この概要と適用例を紹介する。さらに、都市のデジタルツインの自動構築に向けて、第3期SIPの防災とインフラ課題で計画されている研究開発の構想を紹介する。 講演動画 講演の録画を後日公開いたします